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20171031 次世代リーダ5期生からのお便り

東京都立立川高等学校(全日制課程)

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次世代リーダー5期生長田君からのお便り

 こんにちは。次世代リーダー5期生の長田勇介です。今現在、アメリカのアリゾナ州スコッツデールに留学しています。こちらに来てから3ヶ月間、自分がどんなことを考えながら生活してきたのか少し紹介していきたいと思います。今の自分の英語力では、細かい内容を伝えることができず内容の薄いレポートになってしまうため、日本語で書かせて頂きますね。

 英語について。日本人は本当に英語ができません。アジア、ヨーロッパ、南米、どの地域出身の方と比べてもずば抜けて下手です。何が原因なのか、この3ヶ月間ずっと考えてきました。まずリスニングにおいて、日本人は音の連結が苦手です。例えば、「How is it going?」は「ハウズゴーイン?」としか聞こえないです。(ちなみにこのフレーズは「How are you?」の次、もしくは同じくらいの頻度で挨拶の時に使われます。)リスニング勉強の一環として音の連結も大切にするべきなのではないでしょうか。次にスピーキングです。日本人がスピーキングを苦手とする理由の一つとして、高度に発展しすぎたカナカナ英語というのが挙げられると思います。注文時に、「Can I have/get some water?」というようなフレーズをよく使うのですが、この時「ウォーター」と発音してしまうと高確率で聞き返されます。でも、「Water=ウォーター」と習ってきたんだから仕方ないですよね。練習する他ないです。英語を話すとき、いや英語に限らず言語習得時に最も大切なことは発音だと思います。確かに、文法も大切です。日本人は凄く文法を大切にしますよね。これもまた、英語を話せなくなる理由の一つになってくるかもしれません。あまりにも文法を意識しすぎると、文法を間違えるのが怖くなり、毎回頭の中で完璧な文を作ろうとします。そしてようやく口に出します。これでは遅いです。会話についていけません。日本の英語教育を批判しているようですが、それは全く違います。現地に来てから何度か、英語上手だねと言って頂いた事があるのですが、これはおそらく立川高校で必死に文法を勉強した成果だと思います。何が言いたいのかというと、ある程度話せるようになってから、初めて会話の中で完璧な文を意識するべきなのではないか、ということです。まずは本当発音だと思います。考えてみれば当たり前ですよね。日本語を勉強している外国の方が、「古典 嫌い 私」と言ったとします。文法は間違っていても発音さえあっていれば、この人は古典が嫌いなんだなって理解できると思うんです。英語を勉強してる私達も、ネイティヴの方からしたら同じように見えているのでないでしょうか。もし、留学を希望している方が1人でもこのレポートを読んでくれているのなら、現地に行く前に発音の勉強をするべきだと伝えたいです。自分はそんなこと知らずに現地に来てしまい、今とても苦労しているので。あとはアウトプットが大切だと思います。とにかく口に出してみる。話すことを目的として英語を勉強しているのに、スピーキングの練習を全然しないというのもおかしな話ですよね。

 英語の話を終え、歴史に対する価値観の違いについて書こうと思ったのですが、長いと読む気が失せてしまうと思うので次回に回しますね。読んで頂きありがとうございました。

ホストファミリーの一員です。

 世界有数のパワースポットとして有名なアメリカの『セドナ(Sedona)』がホームステイ先のすぐそばにあります。

 アメリカ南西部、アリゾナ州中北部、州都フェニックスより北に2時間、グランドキャニオンより南に2時間に位置しています。

最終更新時間:2017年10月31日 16時49分26秒

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