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20181010_次世代リーダー育成道場からのメッセージ

東京都立立川高等学校(全日制課程)

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次世代リーダー育成道場からのメッセージ

 こんにちは。立川高校72期の石崎千晴です。次世代リーダー育成道場に参加し、2018年の1月からオーストラリアのCentenary State High Schoolに通学しています。

 過去の先輩方のお便りを参考に何を書こうか色々考え、第3回目となる今回は、「オーストラリアに留学してみようかな。」と考えている方に向けて、お便りを書きたいと思います。そうでない方も留学に興味を持っていただけたら嬉しいです。

1.ホストファミリー

 留学すると勿論日本の家を離れホストファミリーと呼ばれる国籍の違う家で生活することになります。オーストラリアに留学したからと言ってオーストラリア人のホストファミリーになるかというとそうでもありません。私のホストファミリーはオーストラリア人ですが、友達のホストファミリーは中国人やベトナム人などのアジア系だったりもします。今回は私のホストファミリーについてお話します。

 ホストファミリーはオーストラリア人の両親、10歳の女の子、8歳の男の子です。私以外に1つ年上の中国人の留学生もいます。家の中に3つの国の人が住んでいます。いつも賑やかですし楽しいですよ。では、メリットとデメリットについてお話します。

 メリットは違う国の食事や考え方、基本的な生活習慣を肌で感じることが出来ることです。生活していて不思議に思ったことがあったら何でも話してくれます。また、日本人は英語を話すときに文法などを意識して堂々と話せないことが多いですが、ホストファミリーと生活していると英語力を気にせずに自信をもって話すことが出来ます。海外から日本語を勉強してきたけどあまり上手に話せてない外国人を見て可笑しいなんて思いませんよね。それと同じで誰も日本人がオーストラリアで完璧に話せるなんて思っていないです。

 デメリットは日本と全く違う生活だということです。家族のもとでのんびりと暮らしていた日本の生活に比べるとわがままが言えないので少し窮屈に感じストレスがたまります。私の場合、ホストシスターと性格が似ているのでたまに喧嘩になります。(笑)ですが、その後はしっかり話をしてわだかまりが残らないようにしています。文化の違いで勘違いだったりすることもあります。本当にストレスが溜まった時はJ-POPを聴きます。

2.オーストラリアの学校の課題

 これは日本と全く違うと思います。日本は基本的に試験で成績が決められますがオーストラリアは試験またはアサイメントと呼ばれるレポート形式の課題が出されます。

 1つのレポートの最低文字数が平気で1000文字だったりするので計画的に進めないと終わりません。

 数学の課題は一人ひとり違う数が渡されるので勿論一人一人の答えが違います。また、パソコン上での提出が多いのですが、機械を使ってコピー&ペーストをしていないか、友達の書いた文章を使っていないかなどがチェックされます。数学のレポートの内容は少なくとも導入、観察報告(渡された課題からどんなことが読み取れるか)、仮定、数学的展開、評価、結論などに分かれています。答えに行きつけそうなアイディアは何となくあってもどうレポートを書き始めるか考えるところから始めるのでとても大変です。

 歴史のレポートでは与えられたトピックに対して自分の意見を主張するだけでなく、ネット上の信用できる情報(政府、大学教授など)を利用して合理的かつ論理的に書かなくてはなりません。

 2学期目の心理学は、「薬物はどのように脳の機能に影響を与えるか」という課題で、難しすぎてストレスが溜まり、ストレス性の蕁麻疹になってしまいました。(課題が終わると、蕁麻疹はきれいさっぱり消えました。)

 少し話が変わりますがオーストラリアにはビジネス、心理学、メディアなど幅広い教科があります。一人一人が違った教科を選ぶので毎時間クラスの場所やメンバーが違います。1教科70分で一日に4教科を行います。また、学校には留学生対象の相談コーナーがありよく足を運びます。

3.オーストラリアからみた日本

 日本人が思っているよりも日本はとても人気な国だと思います。私の学校の図書館の3割は日本の漫画で埋まっています。私の友達はみんなアニメや漫画が好きで、土日にコスプレをしている子たちもいます。

 留学前は私の好きなアニメを友達に広める気満々でしたが、既に日本のアニメや漫画に対する根強い信仰心があるので無理でした。それほど日本は高校生に人気の国です。

 また、オーストラリアのお菓子ではなく日本のお菓子を絶対に買う!という子もいます。人気なのは飴類とポッキーです。

 ショッピンセンターにはアジアンショップがあるので日本食の材料を揃えようと思えばできます。ショッピンセンターを歩けば日本食の店(寿司、ラーメン、お好み焼きなど)が沢山あります。外国の方は生ものに抵抗があるのでチキンやアボカドに甘ダレやマヨネーズをかけ外国人向けに変えられています。無印やダイソーなどは商品の質が良いと言われています。

4.留学して気づいた日本の良いところ

 私は留学前から日本の文化が好きでしょっちゅう日本中を旅行していましたが、オーストラリアに来てからもっと日本が大好きになりました。

例えば…

・物が安い

 食べ物や生活用品など何から何まで全部安いです。日本のアイスは100円以下で買えますがオーストラリアで100円以下のアイスは見たことがありません。外食をすると日本の倍ほどの値段がします。

・四季がある

 日本にははっきりした四季がありますが、オーストラリアにはあまりありません。大きく分けて夏と冬の二つの季節があり、その間は景色があまり変わることなく少しずつ気温が変化していきます。四季ごとで風景が変わる日本が恋しくなります。

・独自の文化がある

 これは言わずと知れたことですね。オーストラリアは移民の国なのでこれといった自国の文化はあまりない気がします。

5.留学とは

 留学といえば英語力を向上させることだけが目的のように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ語学よりも違う環境に身を置いて新しいことを知ることがメインだと思います。留学中は日本ではできない経験ができますが、勿論、良いことばかりではありません。留学はとにかくやり遂げる意欲さえあれば必ず得るものがあります。英語力は、気にしなくていいと思います。私の留学前の英語力は、テストでよい点数を取ったことはなく、学年順位も後ろから数えた方が早いほどでしたから。

 留学を決めた理由は日本以外の国を知りたい、日本を外側から見てみたいという漠然とした興味と、みんなと違うことをしてみたい、自分の価値観を広げてみたいと思ったからです。形式的な理由など必要ないです。やってみたいならやればいいだけです。今、留学をするかしないか迷っている人がいたら、絶対した方がよいなどと言える立場ではないですが、一回きりの人生ですから自分のやりたいことに挑戦してもらえれば嬉しいです。

 10/7までオーストラリアはホリデイだったのでアデレードからダーウィンへ行ってきました。

参考までに↓

https://www.australia.com/ja-jp/itineraries/sa-explorers-highway.html

オーストラリアで有名なウルルを目の前で見て、周りを歩いてきました。

最終更新時間:2018年10月10日 17時54分10秒

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