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20190924 次世代リーダー育成道場7期生からの報告!

東京都立立川高等学校(全日制課程)

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次世代リーダー育成道場7期生からの報告 9月

 はじめに - Introduction

こんにちは。次世代リーダー育成道場でオーストラリアのアデレードに留学している糸井美稀です。一月に始まった留学生活もあと残り二か月ほどとなりました。この八か月間、同じアデレードに留学している高木くん、井出さんと、毎月こちらでの経験をシェアさせてもらっていますが、私が担当するのは今回が最後となります。なので、この八か月間で学んだこと、感じたことに加え、留学を考えている人、興味を持っている人に向けたメッセージも書かせてもらおうと思っています。是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。


Hello, everyone. I am Miki Itoi. I am studying abroad in Australia as Jisedai Leaders Program. I have only 2 months to go to return to Japan. I would like to share not only what I felt, but also what I think about study abroad.

 学んだこと、感じたこと - What I felt

校外学習、遠足 - Excursion

 先日、Outdoor Educationという授業で世界遺産のNaracoorte Cave National Parkに行き、三泊四日のケービング、洞窟探検とキャンプをしてきました。洞窟の中は立って歩けるような場所はとても少なく、匍匐前進でないと通り抜けられないところがたくさんありました。人生で数えるほどしか洞窟に入ったことがないのにレベルが高すぎる!と最初は不安でしたが、全身砂だらけになりながらも無事終えることができ、とても貴重な経験になりました。また、この洞窟は昔の動物の化石がたくさんきれいな状態で残っていることから世界化石遺産にも登録されており、カンガルーの祖先の化石などの多くの貴重な遺産を見たり学んだりすることもできました。

また、Food and Cultureという食について学ぶ授業では、世界中の料理や食材がたくさん売られているシティのセントラルマーケットに行って各国の食の違いについて学んだり、Concert BandやChoirなどのクラブに参加しているのでMelroseやFlinders Ranges付近の4つの小学校で二泊三日かけてコンサートをしに行ったり、こちらではたくさんの校外学習や遠足をする機会があります。日本ではなかなかそのような機会がないので、その中でたくさんいい経験ができるのがとても楽しいです。


I went to the Naracoorte Caves National Park and experienced caving and camping for three nights and four days. We had to crawl because the cave roof is very low and there are few places in the cave where I could stand and walk. I have never been in a cave as many times in my life, so I was nervous at first, but it was fun and it became an unforgettable experience for me.

This cave is registered as a World Fossil Heritage Site because a lot of fossils of old animals remain, and we can see and learn many valuable heritages such as the fossil of ancestors of kangaroos.

Additionally, in a Food and Culture class, I went to the Central Market in the city where many cuisines and ingredients from around the world are sold, and I learned about the differences in food from each country. I also participated in a Music Tour for two nights and three days, and performed in concerts at four primary schools in the regions of Melrose and The Flinders Rangers. I do not have many opportunities to go to these types of excursions in Japan, so it was really fun to have a lot of good experiences.

ロイヤルアデレードショー - The Royal Adelaide Show

 先日、年に一度9月上旬ごろに開催されるRoyal Adelaide Show に行ってきました。このイベントは、アデレードで一番大きい祭りです。といっても、日本のものとはだいぶ違います。この祭りは、約180年も続いている伝統的な農業祭です。当初は、家畜の品評会、農業機械の展示会、豚などの動物のレースなどがメインのお祭りでしたが、最近では屋台やアトラクションも多く、家族連れなど毎年とても多くの人が訪れています。

ただ、アトラクションに乗るにはそれぞれ$10以上払わなければならなかったり、入場料もかかったりととにかくお金を使った一日でしたが、日本ではなかなか味わえない雰囲気の中でたくさんの経験ができてとてもよかったです。


I went to the Royal Adelaide Show at the beginning of September. This show is the biggest festival in Adelaide. This is quite different from Japanese festivals and is a traditional agricultural festival that has been going on for about 180 years. Initially, the main events of the show were livestock fairs, agricultural machinery exhibitions and animal races such as pigs, but recently there are a lot of stalls and rides, and many people such as families visit there. There was a merry-go-round and Ferris wheel, so it looked like an amusement park.

I spent too much money because everything was expensive especially the rides, but I had a great experience in an atmosphere that I cannot feel in Japan.

節水 - Saving water

知っている方も多いと思いますが、オーストラリアは雨量が少ないためにすごく乾燥していて水がとても貴重です。日本のように毎日お風呂につかる、なんてことをしている家庭は珍しく、シャワーは5分まで、などと決められていることが多いです。洗濯は週に1,2回ほどしかしません。さらに、こちらに来てからは水を出しながら食器洗いをしているところをほとんど見たことがありません。私のホームステイ先では、使用した食器はすべて食洗機に入れて数日後いっぱいになったらまとめて洗います。学校で料理をするときは、シンクに水を張り洗剤を垂らしてその中で洗い、流さずにタオルで拭きとります。これに関しては、はじめはかなり抵抗がありましたが、それほど水は大切なものなのだと再確認することができました。日本では水に困るということはなかなかありませんが、シャワーや蛇口の水をこまめに止めるなど、節水への意識を高めていくべきだと感じました。


As many of you know, Australia is dry and water is very valuable. Like Japan, it is rare to have a bath every day, and the shower is often limited to 5 minutes. Laundry is done only once or twice a week. In addition, I have rarely seen washing dishes with flowing water since I came here. In my host family’s house, all used dishes are put in a dishwasher and washed together when it is full. When we cook and wash the dishes at school, we add water to the sink, hang the detergent in it, and wipe it off with a towel without washing the detergent with water. I felt uncomfortable at first, but I was able to reconfirm that water is so important. We are rarely in trouble with water in Japan, but I felt it is important to try to save water consciously.

ハイテクなごみ収集車 - High technology rubbish truck

いきなりなんてトピックだ、と驚かれた方もいると思いますがこれも共有させてください(笑)日本ではごみを各家庭から回収するとき、人がごみを収集車の中に投げ入れるのが一般的ですよね。しかしオーストラリアでは、それをすべて車がやってくれます。各家庭に専用の大きなゴミ箱があり、それを決まった曜日に家の前に出しておくと、下の写真のように機械がそれを持ち上げて中にたまったごみを回収してくれるのです。私にとっては結構衝撃的なことだったので、ホストファミリーにこのことについて日本との違いを話すと、「日本のやり方ってとても大変だね」と驚かれました。さらに日本で今問題になっている、労働環境についても聞かれサービス残業や過労死について話すと、さらに目を丸くされました。オーストラリアでは、ほとんどの人が定時で帰ることのできる環境が整っているそうです。「日本にもこのごみ収集車を導入すればいい!」などと簡単に言うことはできませんが、このような工夫されたアイデアを積極的に取り入れることで、少しずつ労働環境も改善していくのではないかと思いました。


Rubbish is thrown in the truck by people when it is collected from each house in Japan. But in Australia, a machine which is attached to the truck plays that part instead of people. It was quite shocking for me, so I talked to my host family about the difference between the two countries, they were very surprised. Additionally, we talked about working environment and death from overwork which is a big issue in Japan. Compared to Japan, it is said that their environment where many people can go home on time, is normal. It is not easy to change the working environment, but we can change it little by little if we actively incorporate devised ideas such as that truck.

実は大きく違ったアメリカ英語とイギリス英語 - The difference between American and British accent

 現在、英語は多くの国の公用語となっています。しかし英語と一口に言っても、国によって話されている英語には違いがあります。世界には、アメリカ英語とイギリス英語の大きく分けて二つの種類があり、日本の学校ではアメリカ英語を勉強しています。しかし、オーストラリアではイギリス英語が使われているので、はじめはその違いに驚くことがありました。今回は、その違いを少し紹介したいと思います。

 まず、イギリスは英語の発祥地であるため単語や文法が正しく、礼儀正しい表現を好みます。それに対し、アメリカ英語は比較的省略形が多いのが特徴です。アメリカは移民の国であるため、英語が母国語でない人たちにも簡単に伝わるように、省略に省略を重ねたカジュアルな英語が使われるようになりました。では、具体的に発音とつづりの二つについて紹介させてもらいたいと思います。

  • 1.発音の違い

 いちばん大きな違いといえるのは、“r”の発音です。日本では舌を巻いて発音しなさいとよく言われますよね。ただ、舌を巻いて発音するのはアメリカ英語のほうです。イギリス英語はrをあまり発音しません。例えば、herと発音するとき、イギリス英語は舌を丸めずに「ハー」と日本語のカタカナに近い音になります。そのため、日本人にとっては発音しやすい英語だと言えるでしょう。そのほかにもcan’t を「キャント」ではなく「カント」と読むなどたくさんの違いがあります。

  • 2.つづりの違い

 つづりにも多くの違いがあります。いくつか例を挙げると…

    • Center → Centre
    • Realize → Realise
    • Color → Colour
    • License → Licence
    • Dialog → Dialogue

 このようにどの単語にも少しずつ違いがありますが、これらはすべて同じ目的によって変化したといわれています。もともとの正しい単語はイギリス英語のほうですが、アメリカではつづりの一部を省略したり変えたりすることによって、発音により近づけて読みやすくしたようです。

このほかにも、イギリス英語では vacation ではなくholiday を使うなど、使用する単語も違います。また、ei をaiと発音するというオーストラリア独特の訛りもあり、todayは「トゥダイ」に、eightは「アイト」に近い発音になります。このように、同じ英語でも異なる発音やつづりのものが多くあります。


Today, English is spoken in a lot of countries. However, there are different types such as American accent and British accent. American accent is taught in Japanese high schools, but in Australian people speak with a type of British accent, so I was surprised at first. I am going to tell you about that difference.

The UK is the birthplace of English, so they use the words and grammar that are correct and polite. On the other hand, a lot of abbreviations are used in the US. That is because many immigrants are living in the US, so they want to communicate easily. I would like to introduce two different types which are pronunciation and spelling.

The pronunciation of “r” is the biggest difference between American and British accents. We are taught the rhotic accent which is US, and used in Japan. However, Australian people are non-rhotic speakers. English spoken by them is pronounced close to Japanese, so it can be said that the British accent is easier to pronounce for us.

There are many differences in spelling, such as center and centre, and color and colour. Why the spelling is so different? That is because changing the spelling makes it easier to read because it is closer to the pronunciation.

The words that we use are also different. For instance, we use “holiday” in Australia and the UK, but in the US, they use “vacation”. That is not all. English used in the UK and Australia are also different. We say “ai” when we pronounce “a” such as today, instead of “ei”. In this way, there are many big differences even in the same English language.

 留学について - About study abroad

 留学は、英語を話せるようになるためにするものだと思われがちです。確かにそれは大きな目的の一つであり、留学をすることで毎日英語にふれることができるため少しは上達します。しかし、それだけではないのです。私は、言葉だけでなく価値観や考えが違う多くの人に出会い、それらを受け入れる大きな心を持つことを学びました。また、一年弱日本にいる両親や友達と離れて全く知らない場所で生活すること、ホームステイ中の洗濯や掃除、家事をすることを通して、自立への第一歩を踏み出せたような気がします。トラブルがあった時も、自分で拙い英語を使って解決しなければなりません。日本では両親や周りの人に頼っていたことも自分で何とかしなければなりません。これらのことに慣れるのは簡単ではありませんでしたが、それを乗り越えることで一人の人間として大きく成長できたように思います。

 また、周りの人の支えも今まで以上に感じた八か月間でした。特に留学を始めたばかりの頃は、新しいこと、慣れないことだらけでたくさんの困難がありました。そんな時に、家族、友達、先生がいつも私のことを気にかけてくれ、助けてくれたことは忘れられません。私のことをまるで自分のことのように親身になって考えてくれた私のまわりの人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。そのような中で留学生活を送ることができて、私は本当に幸せ者だと感じています。

 そして、留学したからといって英語がすぐにペラペラになるわけではありません。こちらに来て自然と伸びたのはリスニングくらいで、リーディングやスピーキングなどは自分の語彙力を増やしたり、意識してたくさんの人に話しかけてみたりと地道な努力によって培われるものです。また、三か月たてばペラペラに話せるようになるとよく言われますが、正直八か月たった今も「ペラペラ」にはなりません。以前よりも流暢に話せるようになった、という程度です。私の場合、リスニングに比べてスピーキングがなかなか上達せず焦りを感じることもありましたが、会話を積み重ねることで、最近は英語がすんなりと出てくるようになりました。何事も努力が大事だなと感じます。


A lot of people think that studying abroad has a purpose which is to be able to speak English. Certainly, that is one of the big goals and actually we can improve our English skill. However, that is not all. I have met a lot of people and learnt different values and ideas as well as words and having an advantage of accepting them. Also, I feel like I have taken the first step toward self-reliance by living away from my parents and friends in Japan for about a year, living in an unknown place, doing housework such as washing and cleaning during homestay. When I have a problem, I have to solve it using poor English. I have to deal with many things that I used to depend on my parents and others for. It was not easy to get used to these things, but I think I have grown a lot as a person to overcome it.

In addition to that, I feel the support of people around me more than ever. Especially when I just started studying abroad there were lots of new and unfamiliar things. I am very grateful and will never forget that my family, friends and teachers always cared and helped me at that time. I feel really happy to study in Australia under such circumstances.

Just because you study abroad doesn't mean speaking English becomes fluent. The only thing that has grown naturally is listening skill, and reading and speaking skills are grown through steady efforts such as fulfilling your vocabulary and talking to many people consciously. Also, it is often said that you will be able to speak English fluently after 3 months, but to be honest, it is not true. In my case, I could not improve my speaking skills and sometimes felt impatient. However, as I piled up the conversations, English has gradually started to come out naturally. I feel that effort is very important.

 終わりに - Conclusion

 留学生活も残りわずかとなりました。この八か月間は、人生の中で一番大変で、濃く、充実した期間でした。そんな時間もあと二か月でおしまいです。日本に帰って友達や家族に会える嬉しさと、こちらでの生活が終わってしまい現地の友達と会えなくなる寂しさで頭の中がごちゃごちゃになっていますが、残り少ない貴重な時間を一秒一秒大切に過ごしていきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。


I have only 2 months to go before I leave here. These 8 months have been the hardest and the most fulfilling time of my life. I have a joy to return to Japan and meet my friends and family, but it is very sad to leave here and say goodbye to my friends in Australia. I want to cherish the rest of the time in here. Thank you for reading.

最終更新時間:2019年09月21日 15時22分42秒

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