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20190419_SSH企画講演会報告

東京都立立川高等学校(全日制課程)

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SSH企画「太陽観測」講演会報告

テーマ:「太陽観測の最前線 地球に最も近い恒星の姿を知ろう」

講 師:矢治健太郎氏(核融合科学研究所研究員)

日 時:平成31年4月19日(金)実施

 本校の屋上には天体ドームがあり、約70年前から天文気象部員が黒点観測を続けています。近年は観測データを活用した研究を天文学会などで発表し、今も晴れれば毎日の観測を行っています。

 今回は、太陽観測研究の専門家である矢治健太郎氏をお招きし、太陽観測に関する最新の知見についてうかがいました。前半は、6階の天文ドームで黒点観測の様子を見てもらい、アドバイスをいただきました。後半の講演会では、太陽研究に関する事柄に加えて、先生の大学受験にまつわる興味深い話や、昨年まで担当されていた国立天文台での太陽観測時のトピック、開発に関わられた太陽観測衛星「ひので」の話などについて、画像や動画を交えて語っていただきあっという間に時間が過ぎました。講演会には、都立府中高校の天文部の生徒6名と顧問の先生、都立戸山高校SSHコースの生徒3名と顧問の先生も加わり、41名が聴講しました。講演後にも熱心に質問がする様子が見られ、生徒同士の交流もあり有意義な会となりました。

 矢治先生は月に一度、科学技術館の科学ライブショー「ユニバース」に出演されていますので、関心のある方はぜひご参加ください。

生徒感想

    • 以前から宇宙に関するお話は色々聞いてきましたが、太陽だけの話は聞いたことがなかったためとても参考になりました。太陽研究の大ベテランのお話は、どれも天気部の研究に大きく役立つものばかりでしたが、中でも興味深かったのは黒点群の分け方と黒点の分裂と太陽フレアについてでした。黒点群の分け方はきちんとした定義はあるそうですが、観測者の感覚によってバラバラで相対数にも違いが見られるというのが興味深かったです。黒点の分裂は学校で見た記憶があるので、今回フレア発生の可能性があることを学べて良かったです。太陽フレアは、よくデータを見ることで黒点の動きについて色々考察や予想ができそうだと思いました。今回の講演会を通して、これからの研究活動への意欲が湧きました。参加して良かったです。
    • 太陽については今まで黒点にしか目を向けて来なかったのですが、今回のお話しを聞いてコロナや太陽フレアにも目を向けると黒点観測のデータをより活かせる可能性があることがわかりました。また、普段何気なく太陽の写真を見ていましたが、コロナの筋や黒点の分裂、あちこちに点在する白く光った小さい点にも意味があることを知り、これから注意深く見て行きたいと思いました。講演の後にも、ヘリカル方式などについて沢山のことを教えてくださり本当にありがとうございました。
    • ドームで矢治先生のお話を聞き、観測をする際のseeing・imageをどう書くか迷うので、回数を重ねなければならないと思いました。seeingやimageは観測者の判断に委ねられるので、良い時と悪い時で見慣れておくこと、データを正確に取ることが非常に大切だと感じました。ひので衛星の画像がたくさん見られて面白かったです。ありがとうございました。

最終更新時間:2019年04月27日 15時41分20秒

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