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12月21日の冬至の日、西に仲良く並んでいた木星と土星が見かけ上近づき、ほぼくっついたように見える姿を天文気象部が撮影しました。
1枚目は屋上ドームの15?屈折望遠鏡を使い、約130枚撮影した画像をコンポジット加工しました。
よく見ると木星の縞模様、左右の小さな月も見えるでしょうか?
ついでに、にっこりお口マークの月も撮影。
2枚目は前日の20日に木星の月が写るように撮影、1枚撮りです。
地球は猛スピード(※)で公転していますが、木星は約12年、土星は30年もかかって回るので、「地球から見える姿」がどんどん変化します。クリスマスの今夜、少し離れて2つに見えるので冬休み中も注目してみてください。
惑星が太陽を回る公転面は、ぴったり同じではないので、こんなに近づくのは珍しく、次は60年後だとか。
静止したように見える宇宙ですが、どの星も猛スピードで動いています(何を基準とするかによる)。
木星は地球の11倍の大きさだというのに、画像にうつった木星の月イオは約2日、エウロパは4日で木星を1周します。
木星にいたら、どのように見えるか想像してみましょう!
ついでに今日観測中に、偶然見られた昭和記念公園の花火もあげます。
クリスマスの今宵、想像もつかない日々であった今年を思い、来年がよい年となりますようにと祈らずにいられません。
星に願いを! 皆さんの未来に光あれ!
最終更新時間:2020年12月25日 20時53分32秒
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