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20201226_2020年を総括する星々

東京都立立川高等学校(全日制課程)

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2020年を総括する星々〜火星大接近と木星・土星〜

今年の話題は火星の大接近! 10月に最も近づいて明るくなり、今はだいぶ離れましたが、まだ空高く赤く光る姿が見られます。

大気の状態が良いときに撮影し、コンポジットした画像をご覧下さい。

(3枚とも天気部2年の新川君が撮影し、画像加工しました)

火星の上部の白い部分はドライアイスから成る極冠、黒い部分は大シルチスと呼ばれ、その昔は海かな?と思われた黒っぽい岩石です。

今年7月、接近に合わせて3基の探査機が旅立ち、全て2月に到着します。

(アラブ首長国連邦のMars HOPE、中国の天問1号 、米国のMars2020)。

アメリカ以外は火星初挑戦、水や生命の痕跡が発見されるかどうか、ロボットたちの活躍が期待されます。

次回ここまでよく見えるのは2035年、まだ見えますので、火星に向かうロケットを思いながら見上げてみませんか?

また、12月21日の400年ぶり大接近で話題になった木星と土星。

木星は大赤斑と呼ばれる丸い模様が、この数十年で随分小さくなりました。

縞模様は猛スピードで自転し、暴風が吹いている様子が現れているのです。

土星は「カッシーニの間隙」とよばれるリングの隙間がよくわかりますね。

こちらも木星同様、10時間ほどで自転するので、表面は暴風が吹いています。

ロケットが近づこうものなら木っ端みじんに!

などと想像しながら、西に沈みゆくジュピターとサタンを見てみて下さい。

最終更新時間:2020年12月27日 10時41分10秒

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